現代人はみな何かしらのストレスを抱えながら生きています。中でもITエンジニアは、ストレスが多い職業と言われており、メンタルヘルスとセルフケアはエンジニアを続けていくための重要課題となっています。ストレスをゼロにすることはほぼ不可能ですから、セルフケアでこまめにストレスを発散させてストレスと上手につきあっていくことが大切です。エンジニアのストレス要因と効果的な解消法などを紹介します。
最近のビジネスシーンをリードするIT業界の中にあって、多くのITエンジニアは連日の長時間勤務と休日出勤を余儀なくされています。特に実績を求められる世界であり、真面目で責任感が強く、自分一人で仕事を抱え込んでしまう人の心の健康が危ぶまれます。燃え尽きて休職や退職に追い込まれる前に、家族や友人など周囲との良好な人間関係を築いて、助けを求められるようにしておくことです。仮に自分で自分をコントロールできないほど厳しい状況に陥ったなら、心療内科やカウンセリングなど専門家のサポートを受けましょう。 エンジニアとメンタルヘルスケアの詳細を見る
ストレス=嫌なことをするから溜まるものとは限りません。好きなことをして熱中しているときは心理的ストレスはなかったとしても、肉体的ストレスはかかっています。肉体的ストレスとは、わかりやすく言えば疲労です。エンジニアのように、長時間同じ姿勢でパソコンに向かっていると肩こりや目の疲れなど、身体的な疲れが蓄積されていきます。ひどくなる前に、こまめなセルフケアで体をほぐすことが大切です。納期前などのプレッシャーや緊張感、不安感などは精神的ストレスとして蓄積されていきますので、意識的にリラックスする時間をつくりましょう。 エンジニアは何故ストレスが溜まりやすいのかの詳細を見る
心の健康のことをメンタルヘルスといいます。メンタルヘルスに不調をきたすと、やる気が出なくなったり、特に思い当たる原因はないのに気分が落ち込んんだり疲れやすくなるなど、心身に様々な不快症状があらわれます。特に仕事がのっている時はつい無理をしすぎてしまう傾向があるため注意が必要です。疲れがたまっているだけだろうと思っていたら、実はメンタルヘルスに関わる初期症状だったということも少なくありません。体の病気と同じように、心の健康も早期対処が早期回復のポイントです。 メンタルヘルスの症状の詳細を見る
メンタルヘルスに不安があるエンジニアの方、疲れがたまっているエンジニアの方、気分がすぐれないエンジニアの方に、鬱状態から脱出するためのセルフケア法を紹介します。心を健康に保つ基本は、睡眠・食事・運動などの生活習慣です。忙しいエンジニアは睡眠時間も短くなりがちですが、睡眠時間が短くても睡眠の質を上げることが大切です。人間関係や労働環境などがストレスの原因となっている場合は、思い切って職場環境を変えることも考えてみましょう。 エンジニアのための鬱解消法の詳細を見る
メンタルヘルス対策はこまめなセルフケアが効果的ですが、発散しきれないストレスが少しずつ溜まった結果、鬱病などの心の病気になってしまう場合があります。心の病気には様々な種類がありますが、一度かかってしまうと治るまでにある程度の期間が必要になることが多いようです。また、「まさか自分が」という気持ちがある人も多く、早期治療が難しい病気でもあります。エンジニアという仕事は精神的負荷も大きい仕事です。不安だなと思うことがあれば、自己診断をせずに専門家に相談しましょう。 特に精神面で注意すべき事項の詳細を見る